Google カレンダーから稼働表を作成する
Last committed
Posted
稼働表を作成する面倒臭さ
私の職業柄、請求書を作成するために「今日何時間働いた」という記録を残すことが多いのですが、これがとても面倒臭いのです。
理由は、次のようなものです。
- 都度入力する場合、記録を忘れがち
- 事前入力する場合、祝日を考慮しないといけない
- 場合によっては、スマートデバイスでの入力や閲覧が不可
他にも、このような課題があったりしますが、今回は対象外です。。
- よく分からないエクセル方眼紙的なフォーマット入力を強制されている
- 謎のクラウドサービスの利用を強要されていて辛い
今回はその解決策として、Google カレンダーを利用する方法をご紹介します。
Google カレンダーだと何が嬉しいか
さて、Google カレンダーを利用すると何が嬉しいでしょう。
- カレンダーに予定を入れる感覚で、稼働時間を記録できる
- PC だけでなく、アプリを介したスマートデバイスでの入力や閲覧が保証されている
Google カレンダーは、広く使われているサービスですから、入力や閲覧はどのデバイスでも自由にできますね。
ただ、今回は稼働表に代用したいわけなので、その後の集計 (月単位など) が行えなくてはならないし、祝日の考慮も必要です。
次に紹介する PaiCal は、これを解決する Web サービスです。
PaiCal を使う
PaiCal の主な機能は、次の通りです。
- Google カレンダーを登録したイベントごとに、馴染みのファイル形式に変換できる
- 日本の祝日や独自の休日カレンダー (例えば、会社休など) を選択し、マスクをかけられる
- ファイル形式を指定 (CSV, TSV, JSON, YAML) して、ダウンロードできる
※「マスクをかけられる」とは、特定のイベントが休日に登録されている場合、変換後のファイルから除外できるということです。
実際に 2022-06-01 から三日間の稼働をカレンダーに登録して CSV に変換すると、次のようなデータになります。 (一日に一時間の休憩を含む)
date,day,summary,start,end,hours
2022-06-01,3,稼働,10:00,12:00,2
2022-06-01,3,稼働,13:00,19:00,6
2022-06-02,4,稼働,10:00,12:00,2
2022-06-02,4,稼働,13:00,19:00,6
2022-06-03,5,稼働,10:00,12:00,2
2022-06-03,5,稼働,13:00,19:00,6
さいごに
実はこの PaiCal, 私の会社で開発するサービスでして、常々「なぜ、わざわざエクセルや専用のサービスで管理しないといけないのか。使い慣れたカレンダーでいいじゃないか。」と考えておりまして、開発に至ったものでございます。
今後も機能を強化していきたいと考えていますので、フィードバック (PaiCal メニューから送信可能) をいただければ幸いです!
それではまた~!