テラ銭とは何か(競馬・株・パチンコ・宝くじの比較)
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テラ銭とは
テラ銭とは、参加者全体の資金から先に引かれる運営側の取り分です。
- 勝敗に関係なく取られる
- 参加者全体の期待値を下げる
- 長期では「構造的な逆風」として効く
言い換えると、ゲームに入った瞬間に背負うハンデです。
各分野の比較(目安)
| 分野 | 控除率(テラ銭相当) | 構造 |
|---|---|---|
| 株(長期投資) | ほぼ 0〜0.5% | プラスサム |
| 株(短期・高回転) | (回転数次第で)スプレッド・手数料などが累積し、実質コストが大きくなりうる | プラスサム |
| パチンコ | 約 10〜20% | マイナスサム |
| 競馬 | 約 25% | マイナスサム |
| 宝くじ | 約 55% | 強いマイナスサム |
株と他の決定的な違い
- 株は、経済成長率+インフレ+企業利益成長を取り込めるため、税引前期待値がプラスになりうる
- 競馬・パチンコは、ゼロサムに控除が乗るため、参加者全体ではマイナスになりやすい
- 宝くじは控除率が高く、期待値のマイナスが最も大きい
税金との関係
税金(利益課税)は競馬にも株にも存在します。 ただし本質的な差は、税引前の期待値にあります。
- 競馬: 税引前で -25% が基調
- 株: 税引前でプラス(経済成長率+インフレ+企業利益成長の取り込み)
整理の仕方としては、
- テラ銭は「参加者全体から先に引かれる控除」
- 税金は「勝った(儲かった)場合に追加で発生するコスト」
と分けるのが分かりやすいです。
株でも不利になりうる条件
株の「テラ銭相当」は、長期投資では主に売買コスト(手数料・スプレッド)で、往復合計が 0.1〜0.5% 程度に収まることが多い、という整理でした。
ここで重要なのは、短期と長期で「コストの種類」が大きく変わるというより、売買手数料・スプレッドのような「取引のたびに発生するコスト」が、回転数に応じて累積する点です。 一方で、上場賦課金や株主管理コストなどの上場維持コストは会社側の継続コストであり、投資家の売買頻度に直接は連動しません(投資家から見ると間接的に織り込まれる性格のものです)。
短期高回転売買では、以下の積み上げで実質コストが大きくなります。
- スプレッド
- 売買手数料
- 信用金利
- 税金(利益課税)
結論
同じ「お金を出す行為」でも、構造は大きく異なります。
- 株: 低コストで成長を取り込む構造
- 競馬・パチンコ: 控除で徐々に削られる構造
- 宝くじ: 高控除で大きく削られる構造
判断の軸は、その場がプラスサムか、マイナスサムかです。