YAMAHA SR500 2 型 (1JN, VM キャブ)
YAMAHA SR500 2 型 を買いました。 1985 年モデル (インジゴブルー) です。
どんなバイク?
ご存知 1978/3 - 2021/3 の 43 年間生産されていたヤマハ発動機のロングセラーモデルです。
その中でも最も売れたといわれる、通称 2 型を購入しました。中々きれいな車体で、総額 100 万円の買い物でした。
ちなみに 2 型は正確には 1JN という型式でして、前後ドラムブレーキなら 2 型です。この判別方法は SR400 (1JR) も共通です。
様々なマイナーチェンジを重ねてきた 2 型 (1JN) ですから、色々なバージョンがあります。
発売年月 | 型式 | 機種コード | 車台番号 (開始) | 通称 | 前 | 後 | キャブ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1978/3 | 2J2 | 2J3 | 2J2-100101 | 1 型 | デ | ド | VM | |
1985/4 | 1JN | 1JN | 1JN-216101 | 2 型 | ド | ド | VM | ←これが本機です |
1988/7 | 1JN | 3GW | 1JN-222101 | 2 型 | ド | ド | CV | |
1993/2 | 1JN | 3GW4 | 1JN-227101 | 2 型 | ド | ド | CV | |
1996/10 | 1JN | 3GW7 | 1JN-231101 | 2 型 | ド | ド | CV | |
1999/03 | 1JN | 3GW9 | 1JN-231971 | 2 型 | ド | ド | CV |
本機は型式と機種コードの両方が 1JN というモデルで、判別方法としては、前後ドラムブレーキかつ VM キャブかどうか、です。もしくは車台番号 (フレーム No.) で見分けます。
VM キャブは強制開閉式キャブレター、CV キャブは負圧式キャブレターです。これは見た目か、刻印で見分けます。
キャブレター
キャブは強制開閉式加速ポンプ付きのミクニ VM34SS (刻印: 3X4-00) です。 シビィす~!
サイドカバーの解錠と車載工具の確認
古いバイクは車載工具がついてきます。左側のサイドカバーの脇にある鍵を解錠。
空けます。
車載工具は、書類入れの下に入っています。書類入れには車検証と自賠責保険証のコピーを入れてます。
ヤマハの専用袋に入ってます~!
内容物はこんな感じ。銀色の六角棒レンチだけ追加しました。付属品だけで大抵のボルトを扱えます。
計器類
タコメーター周りはこんな感じ。 走行距離は 20,000km を超えており、各所にガタがきているはずですね。
課題
購入したバイク屋さんの方で丁寧に整備してもらっていたのもあり、真冬でもチョーク引かず一発キック始動も珍しくなく、基本的にご機嫌なのですが、古いバイクなので継続的な整備が必要な点はいくつかあります。
エンジンノイズ
車台番号でググって出てきた直近のオークション履歴に「エンジンノイズ有り」と記載されていました。確かに、アイドリング中にエンジン音を聞くと僅かなノイズが混じっているような気もします。
キャブレターのオーバーフロー
たまにお漏らしします。アイドリング中にジョロジョロ始まります。チョーク引いてる時が多いですね。毎回ではないのでほっといてもいいのですが、整備の時間と場所が確保できたら分解してみようと思います。
その他、部品の劣化・損傷
- フットレストカバー (ゴム製) の亀裂
- エアクリーナーボックスカバーの肉抜き (前オーナーによるもの?)
- エアクリーナーエレメント (フィルター) の破け
- ハンドルのケーブルブーツの破け
- シートカウル (シート内部) の割れ
- etc.
今後の予定
今後は、損傷している部品を交換・修理しつつ、フューエルワン (エンジンの汚れを取り除く添加物) を入れてエンジンの様子を見ながら、整備スペースの確保を進めていきます~!